私、深沢邦之が初めて小笠原を訪れたのは、テレビの仕事でした。その時、スタッフから「小笠原は、日本から出ている直行便で一番時間のかかる場所」と聞きました。実際、飛行機は飛んでいないので、船に乗って丸一日以上の船旅です。小笠原に無事到着した時は、正直やっと着いたぁという気持ちでした(笑)。僕が行ったのは、1999年-2000年にかけてのミレニアムの年越し。しかもテレビの仕事で、夫婦一緒に21世紀を迎えることが出来ました。カップ麺の年越しそばを食べた後見た、あの夜空、まばゆい星達は、僕の中ですごく特別なものになりました。
僕が感じる小笠原の魅力は、不思議な感覚です。何気なく島を歩いているだけなのに、情緒、風景、そこで生活している方々、そして空気までもが全て、懐かしく感じられるのです。何でしょう?あの感覚。自分でもすごく不思議でした。太古の昔から、脈々と同じように時を重ねているのに、時の流れ方が違っているように感じるのです。ここは特別な場所!?みたいな。朝起きる、食べる、働く、遊ぶ、寝るという日常的な事を意識するようになるし、普段何気ない事柄が胸に響いたり、改めて考えてみたり。
この感覚が、このつたない文章でお分かり頂けるかというと正直無理ですよね(笑)。だからというわけではありませんが、ぜひ皆さんには実際に小笠原にいって感じていただきたいと思います。特別な島、小笠原につくまでは、時間がかかりますが、それがまた、いいのだと思います。また、いつか小笠原へ。 |
| 深沢邦之 |
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