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長谷川博 さん

【プロフィール】
はせがわ ひろし
【出身地】 静岡県
アホウドリ・ミズナギドリ類など海鳥類の調査のため、1976年から10回近く小笠原諸島を訪れ、そのついでにメグロやメジロ、ウグイスなどの陸鳥類も観察した。現在、東邦大学理学部教授。 これまで30年以上にわたって、伊豆諸島鳥島でアホウドリの再生を目指す保護研究にとりくんできた。
【小笠原へ来島した時の思い出・お祝いメッセージ】
 
 伊豆諸島鳥島で初めて絶滅危惧種アホウドリの繁殖状況を観察した翌日、つまり1976年11月18日、ぼくは初めて小笠原の地を踏んだ。伊豆大島から東京都水産試験場大島分場(当時)所属の漁業調査指導船「みやこ」に便乗し、51時間の航海のあと二見港に上陸した。ひどい船酔から解放され、ほっとしたとたんに猛烈な空腹に襲われたことを、いまでも思い出す。
 翌年11月、「みやこ」で聟島列島を訪れて、海上からアホウドリ類を観察した。さらに、1991年と92年にはこれらの島々に上陸して、海鳥類の繁殖状況を調査し、アホウドリの“移住先”を現地調査した。
  伊豆諸島鳥島での積極的保護が実り、鳥島アホウドリ集団の個体数は、この30年間で200羽弱から2100羽へと約10倍に増えた。そして、ついに今年の2月、アホウドリのひなを鳥島から聟島列島に運んで、人の手で育て上げ、新しい繁殖地をつくる大計画が国際協力によって始められた。順調に行けば、2025-30年ころ聟島列島にアホウドリの繁殖集団が形成され、小笠原諸島はアホウドリ類3種が繁殖する“アホウドリの楽園”になるにちがいない。
とても楽しみだ!
長谷川 博
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