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大橋マキ さん

【プロフィール】
おおはし まき
【出身地】 神奈川県
【小笠原来島歴】 2005年

アロマセラピスト。
フジテレビアナウンサーを退職後、英国に留学。美しい自然の中で植物療法を学び、IFA認定アロマセラピスト資格を取得。以後、アロマセラピストとして病院で活動するほか、執筆、翻訳、テレビやラジオ番組のナビゲーターなど、様々な分野で活躍中。最近では「LOHAS」や環境問題をテーマにした番組、トークショーやシンポジウムなどへの出演も多い。小笠原諸島へは、2005年にテレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」という環境ドキュメンタリー番組のナビゲーターとして、「外来生物問題」の取材で訪れた。 著書に『アロマの惑星』(木楽舎)、『日々香日』(サンマーク出版)、『セラピストという生き方』(BABジャパン出版局)、翻訳書に『ハーブティーバイブル』(東京堂出版)がある。現在、雑誌『LEE』(集英社)で、エッセイ「大橋マキのヒーリング・エコライフ」を連載中。

【小笠原へ来島した時の思い出・お祝いメッセージ】
 
  小笠原諸島返還40周年、おめでとうございます。
  私は「素敵な宇宙船地球号」という環境ドキュメンタリー番組で「外来生物問題」をテーマに取材した際、初めて父島を訪れました。かつて南米エクアドルへも同番組で渡りましたが、父島へは「おがまる」ことおがさわら丸で25時間。実に、南米より遠い船旅はどんな旅より旅らしく、大海原に浮かぶ島に上陸した感激はひとしおでした。別れ際の、島の人たち総出の見送りも生涯、忘れられない思い出です。
  人情深い島の人たちによって育まれ、受け継がれてきた父島の大自然は、迫力に溢れています。しかし、残念ながら世界の他地域と同様、外来生物による侵略の危機に晒されています。あまりにピュアで精緻だからこそ脆い父島の自然は、必死にSOSの叫びをあげていました。
  悪いのは外来生物ではありません。父島の生態系を破壊している外来生物グリーンアノールも、島の虫という虫を食べ尽くし、我が子を食べざるを得ないところまで追いつめられているのです。彼らもまた犠牲者です。私には、父島が地球全体の縮図のように思えてなりません。
  東洋のガラパゴスと言われた小笠原が、身を以て示している現実に、私たちは目を向けなくてはなりません。自然を破壊するのは私たち人間だけです。私たちも自然のバランスのなかでこそ生かされている事実を受け止め、それを体現する謙虚な暮らしに立ち返らねばなりません。
  もう小笠原は近くて遠い島々ではありません。いつもの暮らしの向こうに小笠原を想い、日頃の行動を見つめ直そうと思います。
大橋マキ
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