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高砂淳二 さん

【プロフィール】
たかさご じゅんじ
【出身地】 宮城県石巻市
【小笠原来島歴】 約20年前から数十回
自然写真家。
ダイビング専門誌カメラマンを経て89年に独立。海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりなどをテーマに、幅広く撮影活動を行っている。
夜の虹を完全に捉えた世界で初めてのハワイの自然写真集「night rainbow」(小学館)をはじめ、「BLUE」、「free」、「aqua」、「life」、「アシカが笑うわけ」(小学館)、「ハワイの50の宝物」(二見書房)、「クジラが見る夢 〜ジャックマイヨールとの海の日々〜」(七賢出版・共著)、「PURE OAHU」(ダイヤモンド社)など、著書多数

【小笠原へ来島した時の思い出・お祝いメッセージ】
 
 海の写真を撮り始めた頃の僕にとって、小笠原はいつかは絶対に行ってみたい、夢のような場所でした。
というのも、そのころダイビングの専門誌などで目にしていた小笠原の印象といえば、人を寄せ付けない険しい岩々に囲まれ、回遊魚の大群が泳ぎ回り、不思議な植物がうっそうと生えている謎めいた島であり、辿り着くことすら容易ではない、ほとんど人間も移り住んではいない島、といったものだったからです。
  その後プロになって何年後かに、実際に訪れる機会が巡ってきました。行ってみると、住んでいる人もわリと多く、町も存在するということにまず驚きました。
  普通ならそこで、自然にも手が加えられていたりして、こじんまりとした観光地と化しているというパターンが多いのですが、小笠原は違っていて、海に出てみると昔雑誌で見た険しい岩々やもの凄い数の魚たちがそのまま残っているではありませんか。
  パスポートも要らずに居心地のいい船旅一本でやって来られて、しかも撮影の拠点として快適な日本の空間で過ごしながら、こんなにも雄大な大自然の写真を撮ることができる場所が存在するなんて、本当にラッキーなことだと心から思いました。
  そしてこの島が20年そこそこ前までは日本の領土ではなかったということを耳にし、ますますいい時代にこの島と出会えたものだと、あらためて思ったものでした。
  このたび小笠原返還40周年を迎えたとのこと、本当におめでとうございます。
  この地球環境の問題がますます大きく取り上げられるようになった今、人間と自然とが共生することを考える上でも特に重要な、世界でも数少ない海洋島の一つである小笠原が、今後ますます重要性を増していくことは間違いないでしょう。
  今後もますます、エコツーリズム、エコロジーのリーダーとして、変化発展していくことを期待しています。
自然写真家 高砂淳二
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