「小笠原諸島返還40周年」誠におめでとうございます。
私が父島を訪れたのは、2007年9月2日になります。日本将棋連盟より、「島のみなさんに将棋のおもしろさを普及してきてください。」と命を受け、1日に竹芝桟橋を‘おがさわら丸'に乗って出航。父島や母島の子供から大人の方々まで、たっぷりと将棋を指してから、7日に本土に戻るという予定になっていました。ところが、9月初旬といえば台風が猛威をふるう時期。天気予報も台風の直撃を言ってはいたのですが、上陸してからも晴天で、私は少し安心しておりました。ところがやはり影響が出てしまい、3日には本土に戻らなくてはならなくなってしまいました。当然スケジュールも大幅に変更し、残念ながら母島を訪れる事が出来なくなりました。
このように自然の影響をまともにうけた事は、意外にも初めてだったので正直驚きました。また小笠原までは、飛行機や新幹線といった便利な乗り物でなく長い船旅。これは、島の美しい自然を壊さない為の配慮なのですね。大変短い滞在になってしまったのですが、小笠原の空気のおいしさ、すごく濃い緑、そしてなんといっても、表現しがたいほど透き通った美しい海。自分のすべてが解き放たれて、子供の頃に帰ったような、なんだか不思議な感覚を忘れることが出来ません。 1日に凝縮されたスケジュールの中でしたが、真っ黒に日焼けして目がキラキラ輝いている子供たちの笑顔や、優しくて親しみ深い皆さんとの対局は、かけがえのない思い出です。
家族へのお土産に、海辺で拾った貝殻や珊瑚を持ち帰りました。小笠原の美しい自然のすばらしさを、家の小さな子供たちに伝えたかったのです。それとパッションフルーツを購入しました。甘くて、またすっぱくて…とてもおいしかった事も忘れられません。
島の皆様、その節はとても暖かいお心遣い、本当にありがとうございました。また近い日に島の皆様にお会い出来る日を、心より楽しみにしております。 |
| 豊川孝弘 |
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