小笠原諸島返還40周年おめでとうございます。
私たちはその歴史を伝え聞くだけですが、一口に40周年といってもその間には様々なご苦労があったと思います。
二年前に将棋教室で始めて小笠原を訪れました。自然豊かな所ということしか予備知識がありませんでしたが、突然その景色を目にし、心を奪われました。見たことも無い花や虫に出会い、岸からは鮫が見える。それになぜかヤドカリが山にいるのです。驚きです。
今の時代にこれだけの自然を残すということは、島民の皆さんの島に対しての想いがあればこそでしょう。その代償として利便性を犠牲にしてきたわけですから。
小笠原で最も印象に残っているのが、船での見送りです。フェリーを数隻の小型船が追いかけて来てくれて、皆で手を振ってくれる。それだけでも嬉しかったのに、人が次々に海に飛び込んで行くではないですか。あまりにびっくりして暫く唖然としていましたが、これが小笠原流の挨拶だとわかり、本当に感激しました。これを見て、またここに来ようと思わないわけが無い。
将棋を教えた子供たちも本当に素朴で素直な子ばかり。豊かな自然は豊かな人によって守られる。これからの日本に一番求められることだと思います。 |
| 植山悦行 |
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